「おかえりモネ」菅波先生　謎スコア「19対5」答え→りょーちん背中も押す　ネット感謝も「ありがとう」

　女優の清原果耶（19）がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」（月～土曜前8・00、土曜は1週間振り返り）は25日、第116話が放送された。 　＜※以下、ネタバレ有＞

　朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」などやテレビ東京「きのう何食べた？」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音（ももね）の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米（とめ）で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

　第116話は、百音（清原）がラジオの放送をしている間、菅波（坂口健太郎）と亮（永瀬廉）が話し込む。菅波の言葉により何かが吹っ切れた亮は、未知（蒔田彩珠）が待つ喫茶店へ。一方、菅波は今の百音との関係を耕治（内野聖陽）と亜哉子（鈴木京香）が理解してくれるのか、不安に陥る。百音は菅波を励ましながら覚悟を決め、一緒に実家へと向かう…という展開。

　亮「こっちは初めてですか？」

　菅波「いえ。あ、でも、島にうかがうのは初めてです」

　亮「ああ、あいさつとか。うわぁ、耕治さん、ヤバそう」」

　菅波「あまり、煽らないでください。ただでさえ、緊張して吐きそうなので」

　亮「すいません」

　菅波「19対5っていうのは、年数の比です。彼女のこれまでの人生24年のうち、島であなた方と過ごしてきた年数と、僕と出会ってからの年数」

　亮「いや、でもそれは」

　菅波「ええ。そんなことで揺らぐほど、自信がないわけじゃない」

　亮「凄ぇな」

　菅波「ただ、羨ましいとは思います。あなたや、あなたの友人の皆さんが共有している、彼女と過ごしてきた時間を僕は持っていない。苦しかった経験も。すいません。羨ましがるようなものではないということは分かっています」

　亮「そんなに大事だと、怖くなりませんか？そんなに大事な人を、いつか失くすかもしれない。もしも、その人が目の前から消えたら…」

　菅波「怖いですよ。残念ながら僕らは、お互いの問題ではなく、全くの不可抗力で突然大事な人を失ってしまうという可能性をゼロにはできません。未来に対して、僕らは無力です。でもだから、せめて今、目の前にいるその人を最大限大事にする他に、恐怖に立ち向かう術はない」

　亮は喫茶「シベリア」に向かい、未知に思いを告げる。百音を救ってきた菅波の言葉が亮の背中も押した。

　SNS上には「やっぱり年数だった！」「今朝から菅波先生の言葉が刺さりまくりだな。目の前の人を大事になんだよ。凄波！どんだけキーマンだよ、先生よ！」「菅波は医者だから、りょーちんとは別の方向から命を失う怖さは知っているんだよな」「遅れてきたのは菅波先生の話を聞いてたからで、それがなかったらみーちゃんとは付き合ってなくてって思ったら先生ありがとうだな」「菅波先生と亮って水と油で互いを理解しようなんて思わないんじゃないかと思ったら…やっぱり、この2人も頭がいいし、2人とも壁をなくしたし、素直に話せば通じ合えて一歩進めたって、この作品凄いことしやがるなぁ（褒めてる！めっちゃ褒めてる！）」「だいぶほぐれてきたけど、今ひとつ踏み出せないりょーちんの背中を菅波先生の言葉が押すの素敵だった。俺たちの菅波は、やるときゃやるんだな。そして未来の義兄弟？」「菅波と亮の対話、モネと菅波の対話、亮と未知の対話。見事な循環。凄い。胸がいっぱいです」「りょーちんが確信的な質問を菅波にする。朝岡さんがコージーに話したのもそう。他人だから話せるってこともあるし、自分のことをよく知らない人の話だからすっと入ってくるってこともある」などの声が相次いだ。