染谷将太 「麒麟がくる」の信長役「なぜ自分」と驚きも納得「演じていくたびに自分の中でも役が熟して」

2021年10月29日 14:42

芸能

染谷将太 「麒麟がくる」の信長役「なぜ自分」と驚きも納得「演じていくたびに自分の中でも役が熟して」
染谷将太 Photo By スポニチ
 俳優の染谷将太(29)が29日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・30)にゲスト出演。昨年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」での織田信長役について語った。
 「徹子の部屋」初登場となる染谷は29歳ながら、俳優暦は20年を超え、多くの映画やドラマで活躍。昨年は「麒麟がくる」の信長役で話題となった。「私も大変気になっている俳優さんです」と話していた司会の黒柳徹子(88)から「あれは、評判になったでしょう」と聞かれると、「そうですね。良かったっておっしゃってくれる方が多いですね」と嬉しそうに話した。

 黒柳は「初めパッと見たとき、今までこんな若い織田信長いたかなと思って。あなたがあまりにも信長のようになってらしたので、私、見ててほーっと思ったんですけど」と話すと、染谷は「ありがとうございます」と喜んだ。両親も喜んだかと聞かれると、「そうですね。あまり感想などは言わないん両親なんですけども、信長に関しては最終回終わった後に、良かったよと珍しく言ってもらえました」と明かした。

 役が決まった時はどう思ったかと質問されると、「若いですし、そんなにワイルドな見た目でもないですし、力強い感じのイメージをあまり持たれることがないので、なぜ自分なんだろうと驚きました」と率直に語った。「でも本(台本)を読ませていただいたりとか、制作陣の皆さんから話を聞いて、今回狙っている、今回描きたいオリジナルな信長像があると説明していただいて。それを聞いて、そういうチャレンジをする時に自分を呼んでくださったのは凄く嬉しかったですし、同時に同じぐらい責任とプレッシャーは感じましたけど、経験できて本当に良かったです」と強調した。

 明智光秀役を演じた長谷川博己(44)が一回り以上年上に当たることを聞かれると、「一回り以上年上で、年齢は凄い近い設定だったので、あまり気にせずやろうと思いました」と染谷。黒柳からは「役作りにはずいぶん時間をかけたんですって」とも振られたが、「そうですね。最初信長が出てくる頃は普通の少年と言いますか、割とニコニコして、街の人に優しくて、狂暴めいたところはあまり見られない、そういうところから始まっていくんですけど、1年半と言う期間をかけて撮影していたので、演じていくたびに自分の中でも役が熟していくと言いますか。携わっている時間も長かったですし、毎日台本も呼んでましたし、毎日信長と一緒に生活していたような感じでしたね」と振り返った。

 声の出し方なども変えて臨んだのかと聞かれると、「そうですね。最初の頃は若いですし、トーンは高めのお芝居をしてたんですけれども、やっているうちに自然と導かれてと言いますか、やればやるほど声が変わっていって、年齢が上がるにつれ、声が変わって行きましたね」と語った。黒柳から「担当の者からですね、『わしの首は誰にも渡さぬ』っていうセリフを、ちょっと信長のセリフで言って欲しいって言ってるんですけど」とリクエストされると、「わしの首は誰にも渡さぬ」と信長の口調を再現してみせた。
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