有働由美子 新庄剛志氏にインタビューでダメ出し連発の過去「それがNHKっぽいんだってと言われ」
2021年10月29日 17:19
芸能
ところが、当の新庄氏は、取材に乗り気ではなかったという。「新庄さん、『日本のメディアに答えなーい』みたいな感じになって。『やばいぞ、取れないぞ』となって」。それを見かねて、助け船を出してくれた人物がいたという。当時の新庄氏のチームメートで、大リーグ歴代1位の通算762本塁打を記録した名選手、バリー・ボンズ氏だった。
「チームメートだったバリー・ボンズ選手が、『日本から女子、取材者が来たのに相手にされてなくてかわいそうっぽい』というので、いろいろよくしてくれて、(インタビューを)撮らせてくれて」。すると、新庄氏の気持ちにも変化が起きたようで、「それを見ていた新庄さんが『じゃあ僕も答えてもいいよ』みたいになって、グラウンドの上で2人で座って、話を聞いたんです」と、日米スター選手のまさかのコラボインタビューが実現したことを明かした。
インタビューでは、新庄氏からダメ出しの連続だったという。「『よくデニムのジーンズがかっこよくはけなくなるから、筋トレをしないんだとかおっしゃってますけど、本当にそうは思ってらっしゃいませんよね?』って聞いたら、『そういう感じがNHKっぽいんだって』って言われて。『だって、ユニホームを着ている時間より、デニムをはいている時間の方が長いでしょう?』って言われて」。質問はことごとく「NHKっぽい」と返されたそうで、「最後に私が質問したのが、『新庄さんにとって、野球って何ですか?』って。『だから、それがNHKっぽいんだって』と言われて。そういうインタビューをさせていただいたことがある」と振り返った。
苦い思い出を語りつつも、監督としての日本球界には「どういう采配をするんですかね?何をしでかすんだろうという注目が集まるので、そういう意味では球界に花が咲くんでしょうね」と期待を寄せていた。