藤井聡太3冠「私も海鮮丼にしたかった」 勝負メシ巡り、豊島竜王の“速攻”に…

2021年10月29日 15:48

芸能

藤井聡太3冠「私も海鮮丼にしたかった」 勝負メシ巡り、豊島竜王の“速攻”に…
小名浜魚市場を見学する豊島将之竜王(右)と藤井聡太3冠(撮影・我満 晴朗) Photo By スポニチ
 将棋の第34期竜王戦7番勝負第3局(30、31日=福島県いわき市)に備え、対局者の豊島将之竜王(31)藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が29日に現地入りした。
 夕刻からの対局場検分を前に、両者は同市小名浜の観光施設「いわき・ら・らミュウ」を訪問。魚市場や東日本大震災展示室などを見学し、地元名産のかまぼこ詰め合わせセット「花見月ゆめみ」が贈呈された。

 豊島は「おいしそうな魚がたくさんあり、あした(30日)は海鮮丼を食べてみたいと思います」と、早くも第1日の勝負メシを公開。これを受けて藤井は「私も海鮮丼にしたかったのですが、先に言われてしまいました。海の幸などおいしいものをいただきたい」と軽妙に返した。

 震災からの復興途上にあるいわき市の食材について豊島は「漁業の方も厳しい基準をクリアされおり、むしろ安全だと思うので風評被害が早くなくなればと感じました」、藤井も「今回福島での対局を通して食べ物のおいしさを発信したいです」と神妙に話した。

 番勝負は2局を終えて藤井の2勝。両者は「苦戦が続いていますが自分の力を出し切って熱戦にしたい」(豊島)「一手一手をファンの方に最後まで楽しんでもらえるようにしたい」(藤井)とそれぞれ決意を示していた。
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