樫山文枝 昨年12月に他界した夫・綿引勝彦さんから猛烈ダメ出しされていた過去「全然手加減しないの」
2021年11月08日 15:46
芸能
黒柳に「あなたはおっとりしているようだけど、本当は強いものがあるでしょ」と聞かれると、樫山は「そうでしょうか。弱虫ですもん。彼がいなくなったら毎日泣いてます」と語った。「(綿引さんが生きていた当時は)毎晩夜中まで起きてると、降りて来て『いいかげんに寝ろ』って言うんですよね。そういうことを言ってくれる人がいないんだと思って。果てしない自由と、果てしない孤独。こうやって生きていくのね」とも話した。それでも「仕事を始めたら、少し元気になって。ご近所の方もいっぱい声をかけて下さって」と前を向いたとした。
また、黒柳から「綿引さんは必ず、あなたの舞台初日には来てくださって。耳の痛いような批評を」と振られると、「そうですね。気が気じゃないんでしょうね」と笑って見せた。「終わった後、罵詈(ばり)雑言でね、雨あられとダメが降ってくるんですよね。もうそんなにきついこと言わないでって思うんだけど、全然手加減しないの」と続けた。
「ただ、なんでしょうね。やっぱり俯瞰(ふかん)で見れて、芝居も才能ある人だったと私は思うんで、そういうサジェスチョンもうまかった。だからどんな罵詈雑言をされても、ちょっといいことあるかな、と思って一生懸命聞くように。我慢して」と懐かしそうに話した。