永瀬王座が圧倒2勝目 4敗目の広瀬八段はリーグ陥落決定

2021年11月10日 05:30

芸能

永瀬王座が圧倒2勝目 4敗目の広瀬八段はリーグ陥落決定
広瀬八段(手前)を破った永瀬王座が感想戦を行う(撮影・大塚 徹) Photo By スポニチ
 将棋の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグは9日、東京都渋谷区の将棋会館で2局を行い、永瀬拓矢王座(29)が111手で広瀬章人八段(34)に勝った。 【永瀬VS広瀬指し手
 互いの腹を探り合う相掛かりの序盤戦から、じわじわと永瀬がリードを奪った。「よく分かっていなかったですが、こちらの攻めが早いかな」と謙虚な姿勢を見せたが、終わってみれば相手を圧倒。敗れた広瀬は今局で2勝4敗となり、リーグ陥落が決定。「実力通りの結果になったのかな」と肩を落とした。

 永瀬が73~75手目に見せた▲6六歩~8七金が差を広げた要因の一つ。攻めのスペースを確保するための手順で、「この手は全然見えませんでした」と広瀬。そのまま弱点となる王頭を攻められる展開となった。

 今局でようやく、リーグ戦の折り返しを迎えた永瀬。「しっかりと準備して、後半戦も頑張りたい」。静かな闘志を燃え上がらせ、すでに次局へと照準を合わせていた。 
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