香介トリオがグランプリ 障がい者の国際舞台芸術コンクール「第18回ゴールドコンサート決勝大会」
2021年11月10日 05:30
芸能
![香介トリオがグランプリ 障がい者の国際舞台芸術コンクール「第18回ゴールドコンサート決勝大会」](/entertainment/news/2021/11/10/jpeg/20211109s00041000143000p_view.webp)
今回披露した楽曲「Another Star」は、障がいを持つミュージシャンとしてパラリンピックを盛り上げたいという思いがあり、数年前にパラアスリートへの応援歌として制作した曲で、今回演奏した曲は車いす競技をテーマにしたものだという。香介さんは「来年も北京で冬季五輪が行われますが、なかなか車いす競技が一般の方が見たいとか、認知してもらう機会がない中で、音楽で少しでも知っていただき、興味をもってもらいたいと思います」と、熱い思いが詰まった曲について話した。
今後の活動については「視覚障がいを持つ人間として、音楽をやっている上で、世間に伝えたいメッセージなどを楽曲にしていきたいです。自分の誕生日となる11月21日には自主レーベルからアルバムも発売しますので、多くの方に聞いていただければうれしいです」と、最後は自身のPRも忘れなかった。
今回のゴールドコンサートには、東京2020パラリンピックの特別企画として、車いすラグビー日本代表の今井友明選手、パラアーチェリーの永野美穂選手のほか、パラリンピック閉会式に参加した盲目のピアニスト・わたなべちひろさんや、NHKのパラリンピック番組にも出演し、同コンサートで第7回大会グランプリを受賞したスポーツ好きの全盲のバイオリニスト・穴澤雄介さんも参加してのトークショーも行われた。
【受賞者は次の通り】
グランプリ=香介トリオ
歌唱・演奏賞=Paraphrase(パラフレーズ)<視覚、精神>
楽曲賞=直駿【NAOKI】<発達>
観客賞=若渚(わかな)<視覚>
審査員特別賞=広島車いすダンスくらぶ(チームC)<肢体>