橋下徹氏 自公で合意の18歳以下への給付を痛烈批判「腹立たしい。天下の愚策ですよ」

2021年11月10日 14:55

芸能

橋下徹氏 自公で合意の18歳以下への給付を痛烈批判「腹立たしい。天下の愚策ですよ」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が10日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、自民党、公明党間で合意した18歳以下への10万円相当の給付を痛烈批判した。
 この日、岸田文雄首相と公明党の山口那津男代表が会談。給付について「年収960万円」の所得制限を設けることなどで合意した。

 これについて橋下氏は「納税者として腹立たしいですね。天下の愚策ですよ、愚策」と猛烈に批判。「経済対策なのか、困窮者救済なのか、子育て支援策なのか、その目的がまったく分からない」と、給付による狙いの不明確さを糾弾した。

 橋下氏は優先順位の問題を挙げ、「今すぐにやらなければいけないのは生活困窮者救済じゃないんですか?ないしは経済対策」と指摘。その上で「経済対策なら子供がいる、いないにもかかわらず、渡さなきゃいけないし、困窮者救済対策でも同じですよ。子供がいる、いないは関係ないので」と説明した。

 子育て支援自体を否定しているわけではなく、「子育て支援対策で、子供を持たれている方に支援するのは賛成ですけど」とした。しかし、緊急性の低い子育て支援が優先されたことには「しっかり議論して、現金をワンショットで配るやり方ではなくて、子育て支援対策というのは来年、議論すべき話ですよ」と疑問を呈した。

 怒りが収まらない橋下氏は、「来年、確定申告をやる時に本当に腹立たしいですね」とも。「政治家ってお金の使い方の優先順位を決めるところで、今ここで18歳以下というところにお金を回すというのは愚策だと思います」と言い切った。
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