美輪明宏が語る寂聴さん「与謝野晶子、岡本かのの流れをくむ時代を代表する“烈女”」
2021年11月12日 05:30
芸能
子供を捨てての出奔や突然の出家など、情念のままに生き抜いたことには「戦争に苦労して、男性に苦労したけど、好きに生きた人生。でも、優等生の女に小説なんか書けません」と理解を示した。一方で、寂聴さんは別れた子供や男性たちに“すまない”との気持ちを持ち続けており、心を許した美輪には「人助けは罪滅ぼしだ」と打ち明けていたという。
説法についても「お金集めでなく、純粋に1人、2人と相談に乗り、それが何千人にもなった。人間的に信用されたから、多くの人が集まったのでしょう」と悼んだ。