第34期竜王戦7番勝負第4局は13日、山口県宇部市で2日目が指し継がれ、藤井聡太3冠(19)=王位、叡王、棋聖=が豊島将之竜王(31)に122手で勝って4連勝で竜王を奪取、史上最年少の4冠になった。
ライトノベル「りゅうおうのおしごと!」原作者である白鳥士郎氏は、自身のツイッターを更新し「りゅうおうのおしごと! 完 #現実に負けました #藤井新竜王おめでとうございます #勝てる気がしない」とツイート。その後も「新しく生まれた竜王(四冠)があまりにも現実離れしててフィクションの価値すら否定するのつらい。勝てるわけがない」「藤井聡太という竜王の成長物語とあんな凄い将棋を無料で見ることのできる世界で、果たしてフィクションが存在する意味があるのか?もっと本気で物語に向き合わないと、自分の存在価値はどんどん薄れていくと思ってます」と、現実の藤井4冠のすごさに脱帽。
それでも「でもラノベにはラノベの面白さがあると信じて書いてます。読んでみてください!」と気を取り直し、イラスト担当のしらび氏の「現実強い」にも「戦っていきましょう…!!」と呼び掛けていた。
「りゅうおうのおしごと!」は、アニメ化もされた人気小説で、15歳でプロ入りし、16歳で竜王を獲得した九頭竜八一の物語。