酒井法子 実は音域4オクターブ!自身を助けた名曲「碧いうさぎ」も進化してます
2021年11月19日 05:30
芸能
「大物がさらっと演奏したり、作詞作曲したり…イイ時代だったんですよ、バブルというか(笑い)」。例えば、酒井の「Here I am~泣きたい時は泣けばいい」では、俳優田中健がケーニャを演奏。「10代で私も若かったから、今聞くとびっくりしちゃう。過去作品を探ったら、とんでもなく素晴らしいアーティストの方々に手掛けていただいてたことが分かります」と感謝した。
「碧いうさぎ」は酒井の主演ドラマ「星の金貨」(95年)の主題歌。聴覚障がいを持つ主人公を演じ、同曲も手話とともに歌い大ヒットした。けなげな主人公の印象に曲の切なさが重なった。「私にとって本当に宝物。この曲が酒井法子の大きなイメージとなって、私を助けてくれてると思うんです」と語る。
何度も新録版を発表してきたが、「碧いうさぎ2021」は大胆なアプローチだ。スタッフから「どういうふうにしたい?」と聞かれ、「ちょっとエロくしますか、とかわけの分からない提案したりして」と苦笑い。スタッフの「今の酒井さんを出したい。気取ったり飾ったりせず、背景をガラリと替えてしっかり歌えば凄くいいんじゃないかな」の言葉に、「そうしましょう!」と乗った。
ラテン色満載の大人な「碧いうさぎ」。「歌い方も変えました」と言う通り、パワフルでスタイリッシュに歌い上げた。特筆すべきは歌唱力だ。女性は加齢とともに音域が下がりがちだが、酒井は「意外に4オクターブ出るんです」と驚きの告白。「ここ7、8年はディナーショーに出演し、しっかり歌いたいって気持ちが強くて。再度ボイストレーニングを始めた」という。
「基礎をしっかり固めていくと、今まで出なかった音や声が出たり。のども筋肉なので、鍛えるとできることが増えるのが面白い。年齢的な衰えは今のところ感じないですね」と笑顔。筋トレ、ボイトレの成果を感じさせる50歳とは思えぬルックスと歌声。まだ進化できることを知っている酒井法子の今後は、大いに期待できそうだ。