赤井英和夫人が初著書「赤井図鑑」 結婚30年、夫の分析結果は「今のことしか考えない」 次回作構想も
2021年11月26日 17:14
芸能
プロボクサーとして9月デビューした長男・英五郎(27)の出産は、予定日より1カ月早く、帝王切開になったが「ワシ何でもします」と迫った赤井を、手術だからとなだめる医師。それでもストレッチャーで集中治療室(ICU)へ入った佳子さんに同行してしまった。医師が「メス」と看護師に指示すると、「センセがメスゆうてはりますぅ」。3人いた医師の額の汗を、右往左往して拭いて回った。「何もしてもらわなくて結構です」。当初は応じた医師も次第に無言になったという。
現役引退後、俳優に転身して東京へ拠点を移して25年。心はいまだに大阪にある。「35度、危険や」。全国の天気予報を映すテレビを見ていても反応するのは大阪だという。「どこで寝ちゃってもひっくり返っても大丈夫。大阪の人は誰でも何でも教えてくれると思っている」と佳子さんは笑う。
豪放磊落なイメージに反し、極めて小食。ご飯は茶碗半分でも多く、30粒程度という。なのにタバコは毎日100本、水は6リットル飲む。一緒に散歩をしていてもすぐにトイレを求めて走り出すため「一緒」にならない。
「生理に忠実。いらないものは口に入らない。眠くなったら寝てしまうが、今のことしか考えないから300日くらい仕事でも“次の休み、いつかな?”とか考えない。だから疲れない」「出産の時のように“ワシがいかな”と思うともう後先を考えない。止めれば止めるほど拍車が掛かると分かった」
結婚生活30年を通じた分析を示すと、「空腹にならなければ狩りにいかない動物と一緒。生物的には優秀です」。ボクサーとしてはモスクワ五輪を目指し、愛称「浪速のロッキー」で爆発的人気を背負ったプロでも世界王座ヘあと一歩だった。
「人って色々考える。考えるから力を出し切れなかった選手もいると思うが、プレッシャーとかないから強かったと思う」。2作目の構想もすでにある。「誰にも参考にならない赤井英和的健康法を書きたい」と明かした。