将棋の第69期王座就位式が30日、東京都内で行われ、タイトルを防衛し3連覇を達成した永瀬拓矢王座(29)に允許(いんきょ)状と王座賞の盾が贈呈された。
9、10月に行われた5番勝負で木村一基九段(48)と対戦した永瀬は、開幕局で黒星を喫したものの以降3連勝で3連覇を果たした。「前期挑戦者の久保(利明)九段や木村九段は長年第一線で活躍されており、40代になってもタイトルを争えるのは自分にとって理想の棋士像。来年の王座戦の時にちょうど30歳を迎える。さらに成長した姿をお見せできるように精進してまいります」と更なる活躍を誓った。