小籔千豊 “コロナ失業者”の“悲痛な叫びに神妙な面持ち、再就職の難しさ「ホンマ怖いです」

2021年12月01日 16:19

芸能

小籔千豊 “コロナ失業者”の“悲痛な叫びに神妙な面持ち、再就職の難しさ「ホンマ怖いです」
小籔千豊 Photo By スポニチ
 お笑い芸人の小籔千豊(48)が11月30日放送のABEMA「ABEMA Prime」(月~金曜後9・00)に出演。コロナ禍における再就職の困難さを知り「景気が良くなってほしいなと思うばかり」と、神妙な面持ちで語った。
 番組は「コロナ失業の当事者が明かす苦悩とは?」の見出しで、今年6月にスポーツ新聞社を退職した50代男性を取材。男性は、今年に入って会社が希望退職者を募集したところ、「残っても赴任先が変わりその際の様々な手当てはなくなる」と伝えられ、「あなたの働く場所はないです」と言われた同僚もいると説明した。

 コロナの影響で人流が減ったことで、駅やコンビニで新聞が売れなくなり会社の業績が悪化、これも早期退職募集の要因とし「その影響がもろにでてしまいましたね。(会社側は)表面上は早期・希望退職とは言っているものの、私の中ではリストラだと思っています」と話した。面談では「辞めてもらいたい」という空気がひしひしと伝わってきたことから、退職を決意。半年近く再就職活動し、50社以上申し込んだが働き先が見つからなかったそうだ。

 小籔は男性が話すVTRを見て「一緒にされたくはないと思うんですけど」と前置きした上で、「僕も家族がおって、使われる側の人間として先行き不安だなとか辛いなという事を思ったりはしていたんですけど、現実を目の当たりにされている方々のお気持ちを考えると…」とコメント。「新聞社とかにいらっしゃった方が再就職がなかなかできないというのを聞くと、僕みたいな一般で働いたことがないものはどうなるんだろうとか、ホンマ怖いですね」と漏らした。「だから景気が良くなってほしいなと思うばかりですけどね。他人事ばかりですいません」と続けた。

 その後、男性がリモートで生出演。取材からこの日の間に「全く違う異業種」の内定を得たと明かすと、小籔は「ハッピーニュース」と応じ、ほおを緩めた。男性は再就職の難しさに言及、自身の年齢的な問題に加え、過去にフィナンシャルプランナーや簿記の資格を取っていたものの、「(実務)経験がなくここまで来ていたので、それが今回の転職活動にいかすことができなかった」と吐露した。コロナ禍以前に転職しなかった理由については、「子どもの教育費がかかる時期になっていって。そういう時点で給料が確実に落ちる転職って言うのは躊躇してしまうんですよ」と告白。小籔は「それはそうです。新聞社に勤めていて、子どもが大きくなっている途中にやめて次なんて根性いりますから、お気持ちわかります」と思いやっていた。
【楽天】オススメアイテム