大河「青天を衝け」91歳の渋沢栄一 NHK制作側「自然に見せる」
2021年12月06日 08:30
芸能
決め手となったのは、吉沢の演技力。吉沢は栄一の13歳時から演じているが、菓子氏は「今の栄一は、若い頃の栄一より明らかに年を取って見える。芝居だけで年を取ったように見えるのなら、その延長線上でできると感じた」と語った。
栄一は晩年、徳川慶喜(草なぎ剛)の名誉回復に尽力し、家族のことを考え、民間外交にも乗り出すなど、精力的に活動していく。
菓子氏は「老けメークもするし、最晩年は特殊メークも使うが、年に併せて老けさせることより、自然な流れを損なわないことを大事にした。吉沢さんは計算して、お芝居をされていたと思う。栄一は年老いたからゆっくり話すかと言えば、怒る時にはやはり激しく怒る。自然に年を取っている栄一をお見せできる」と自信を示した。