連盟会長の佐藤康光九段、棋王戦で永瀬王座に敗れ敗者復活戦へ 挑決2番勝負進出かけて郷田九段と対決
2021年12月06日 20:41
芸能
佐藤がタイトル戦に接近するのは7月の王座戦挑戦者決定戦以来。木村一基九段(48)に敗れ、2013年に失冠した本社主催・王将戦以来のタイトル戦出場を逃した。現在全8冠のタイトルホルダーは渡辺が最年長。藤井聡太竜王=王位、叡王、棋聖含む4冠=が19歳で快進撃を繰り広げる一方、その父親世代の佐藤も衰えぬ存在感を発揮している。
来年2~3月開催の5番勝負進出となれば、連盟会長がタイトル戦出場するのは1986年名人戦の大山康晴十五世名人以来36年ぶり。大山は当時63歳だった。連盟会長を降りた後の1990年、66歳で出場した棋王戦が最後のタイトル戦となった。
スポーツ界を見渡せば競技団体のトップが元選手である例は数多いが、現役でしかもトッププレーヤーである例は唯一無二と言えそうだ。佐藤も名を連ねる「羽生世代」。その中心的存在の羽生善治九段(51)は昨年の竜王戦に挑戦者として出場したが、佐藤もそれを上回る充実ぶりと言えそうだ。