佐野史郎 「多発性骨髄腫」初告白 5月ドラマ降板時に判明 化学療法で治療中 治療に専念するために公表
2021年12月10日 13:07
芸能
今年5月に俳優人生46年で初めてのドラマ途中降板を経験。「劇団時代に役を下ろされたりとか、若い時はありましたけど、連続ドラマの放送中だったので、3話まで放送していて、4話まで撮影もしていて、それで、途中で下りるというのは後の方にすごく迷惑をかけるので病名をはっきり申し上げると、ドラマの放送中なので、大変な騒ぎになってしまうので、ちょっと控えましょうと。すぐには報告できなかった」と正式な病名を控えた理由を説明。「最初に皆さんにお知らせしたように、腎臓の数値が悪かったのは事実で、確かにそのことで入院したのは本当なんですけど」と発表通り、腎機能障害が出ていたことも事実であると明かした。
本当の名は血液がんの一種である「多発性骨髄腫」。現在の状態は、定期的に通院し、薬にがん細胞を抑えている状態であるとし、「化学療法で…この分野は治療が進んでいるそうなので、自分の中の良い細胞を取り出して、この先はこれをもう一度、悪いのを抑えて、移植し直して、再生しようって治療です。まあ、順調に進んでいる」とし、「入院中、退院直後は仕事ができるのか不安でしたけど、本当に普通に仕事はできるとは自分でもびっくりしています」と話した。
「もう66歳ですし、この年になるといろいろとガタがくるなとは実感しましたね」としみじみ。病気発覚のタイミングについて「コロナ禍で、撮影が止まっていた部分がズレこんで、まとめて撮影がタイトになって、返って忙しかったりもしたんですよね。多発性骨髄種という病気はそれ以前からあったんでしょうけど、ちょっと疲れていたのは事実ですね」と振り返った。
このタイミングで公表したのは治療に専念するためで「この(番組の)放送中はきっちり治療している最中だと思います」と明かした。