橋下徹氏 北京五輪の外交ボイコットに「本気でやるんであれば未来永劫、中国と外交やらないって」

2021年12月13日 10:14

芸能

橋下徹氏 北京五輪の外交ボイコットに「本気でやるんであれば未来永劫、中国と外交やらないって」
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が13日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。来年2~3月の北京冬季五輪・パラリンピックで、中国の人権問題への懸念を理由に閣僚などを出席させない「外交ボイコット」が相次いでいることに言及した。
 外交ボイコットを打ち出しているのは米国、オーストラリア、英国、カナダ。米下院は、少数民族、ウイグル族への人権侵害が指摘される新疆ウイグル自治区からの物品輸入を原則禁止する法案を可決。中国最高指導部の元メンバーに性的関係を迫られたと暴露したテニス選手、彭帥さんの問題では、中国や国際オリンピック委員会(IOC)の対応を批判する決議案も可決している。林芳正外相は12日に先進7カ国(G7)外相会合で「外交ボイコット」が話題になったと明かし、「今後、適切な時期に諸般の事情を総合的に勘案して判断する」と述べた。日本政府は北京五輪に閣僚を派遣しない方針で、調整を進めている。

 橋下氏は「やっぱり中国にはっきり言えないっていうのは日本の国力から考えて、僕は残念なんですけども現実的にはこういうふうな配慮をせざるを得ないのかなと思います。現実的な政治としては」とした上で、「ただ、米国はじめ外交的ボイコットをやろうと言っている国の方もこの五輪の期間の外交だけをやめるってことであれば、あんまり意味がなくてですね、本気でやるんであれば未来永劫、中国と外交やらないって言うんだったら分かるんですけど、そうじゃないわけですよ。五輪期間だけ外交的ボイコットと言っても僕は意味がよく分かりません」と自身の考えを述べた。

 そして「彭帥選手というテニス選手の安全性をきちんとまだ確認できてない。IOCが入ってバッハ会長が一応確認したって言うんですけど非常に疑わしい。そういうIOCのスポーツイベントに民間企業がスポンサー料を払うことってことには僕は反対です。だから無責任なコメンテーターの意見としては、中国での五輪開催は僕はスポンサー料を払わなければいいと思うんですけど、そうはならないでしょうからね」と言い、「一番の勝利者はバッハ会長ですよ。あのおっちゃんですよ」と話した。 
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