【銀河戦】渡辺明王将が藤井聡太銀河を106手で破り決勝に進出! 来月開幕の王将戦と同カード“先勝”

2021年12月14日 21:50

芸能

【銀河戦】渡辺明王将が藤井聡太銀河を106手で破り決勝に進出! 来月開幕の王将戦と同カード“先勝”
第29期銀河戦決勝トーナメント準決勝で対局する藤井聡太銀河(左)と渡辺明王将 (C)囲碁・将棋チャンネル Photo By 提供写真
 将棋の第29期銀河戦決勝トーナメント準決勝が14日、囲碁将棋チャンネルで放映され、渡辺明王将(37)=名人、棋王含め3冠=が前期覇者・藤井聡太銀河(19)を106手で破り、決勝に進出した。
 くしくも来年1月開幕の第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負と同カードとなったが、収録日は3カ月前の9月14日。藤井は前日に叡王を奪取し、王位、棋聖を含む史上最年少3冠になったばかりで、王将戦の挑戦者決定リーグ開幕直前のタイミングで行われた。

 振り駒の結果、先手は藤井に決定。この時点まで先手番では年間23局中、敗れたのは6月29日の王位戦7番勝負第1局(対豊島将之竜王=当時)だけ。通算22勝1敗と圧倒的な成績を残し、先手番11連勝中で迎えた渡辺戦だった。

 角換わりの戦型となった対局はしかし、3冠を誇る渡辺が地力を発揮して白星をゲット。この対局前には棋聖戦5番勝負で3連敗を喫するなど藤井相手に通算1勝8敗と劣勢だった渡辺は、意地の勝利で通算2勝目を挙げた。

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