神田正輝 悲しみの札幌入り 長女・神田沙也加さん急逝 無言の対面へ

2021年12月20日 12:06

芸能

神田正輝 悲しみの札幌入り 長女・神田沙也加さん急逝 無言の対面へ
空港到着ロビーを歩く神田正輝(中央) Photo By スポニチ
 俳優の神田正輝(70)が20日、長女で女優の神田沙也加さん(享年35)が18日に急逝したことを受けて、札幌入りした。
 黒いコート、サングラス姿の神田は、気遣う報道陣に対して「ありがとうございます」と気丈に語り、一礼して空港を後にした。この後、沙也加さんと悲しみの対面をするとみられる。

 沙也加さんは18日に札幌市内の宿泊先ホテルの高層階から転落し、同日午後9時40分に搬送先の病院で死去した。沙也加さんの所属事務所は19日午前4時、公式サイトで死去を報告した。

 正輝は18日午前、テレビ朝日系「朝だ!生です旅サラダ」に生出演。終了後、21日の誕生日を出演者やスタッフから祝われ、沙也加さんからも同様の電話があった。悲報が入ってきたのは、その直後。ショックは計り知れない。

 1986年、歌手・松田聖子(59)の長女として誕生したのが沙也加さん。一緒に暮らしたのは聖子と離婚した97年まで、当時沙也加さんは10歳だった。聖子は98年に歯科医男性と再婚したが、2年半で再び離婚。沙也加さんが継父と深い関係性を築くこともなく、父親と呼べるのは正輝しかいなかった。確執など紆余(うよ)曲折があった聖子に比べると関係は良好。芸能活動を始めた沙也加さんがライブや舞台に出演する時はまめに出かけて見守り、プライベートでもよく食事に出かけていた。

 2017年に開かれた沙也加さんの結婚式では、聖子が不在の中、新婦の父として一緒にバージンロードを歩いた。沙也加さんの著書「Saya Little Player」には「パパが何処(どこ)に居ても 見えなくても 沙也加を愛しているよ」と直筆メッセージを寄せていた。

 毎年10月1日の沙也加さんの誕生日には、電話で「ハッピーバースデー」を歌うのが恒例。音程が外れて「オリジナルメロディー」と冷やかされたこともあったが「パパありがとう」といつも喜んでくれた。電話がつながらない時も留守番電話にフルサイズで歌声を吹き込んでいた。

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