元「フォークダンスDE成子坂」桶田さんが妻に遺した言葉　太田光明かす「悲劇のコンビ扱い嫌だった」

　お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光（56）が、22日放送のテレビ朝日系「お笑い実力刃」（水曜後11・15）にVTR出演し、かつての人気コンビ「フォークダンスDE成子坂」の桶田敬太郎さんの知られざる最期について打ち明けた。 　同番組では、99年に解散し、今でも語りぐさになっている同コンビを、当時の芸人仲間たちの証言をもとに特集した。

　ツッコミの村田渚さんは06年に35歳で、桶田さんも19年に48歳で、それぞれ死去した。太田は「桶田が死んだ時に、『自分が死んで5年後くらいに発表してほしい』って奥さんに言ってたらしいのよ。あいつ、ホントに身勝手なんだけど」と、最期までらしさを貫いた桶田さんに苦笑いしつつも打ち明けた。

　桶田さんの訃報は、親しい関係者だけに伝えられていたようで、太田は「さすがにそれは…っていうんで、近い人だけっていうんで、俺らが聞いて、多少お別れ会みたいなのをやろうよってことで、みんなちょっと集まったんだけど」と明かした。さらに「それがなかったら、いまだに知らないと思うよ。あいつが死んだことを」としみじみ語っていた。

　太田はかつてラジオ番組で、桶田さんががんを患っていたことを明かしている。「渚も死んで、桶田も…。まあ、自分が死ぬのを分かっていたから。そうすると、悲劇のコンビという扱い方をされるのが嫌だったってことらしいけどね」と説明した。