綾小路きみまろ コロナ禍で仕事激減 “引退”覚悟も大物芸人の言葉が力に「すごいジーンときました」
2021年12月23日 14:07
芸能
コロナ禍での公演では、感染防止の観点から、最前列は空席とし、2列目以降の観客はマスクとフェイスガードを着用するようになったという。「拍手は良いけど、騒がないでくれみたいなそういう通達みたいなのがあって、だからクスクス笑いも分からない、ものすごくやりにくい、どうしようみたいなね」。
今まで感じたことのない不安に襲われ、脳裏をよぎったのは引退。「70という年になってみて、もうこれで終わりなのかな?みたいな。綾小路きみまろっていう漫談家がもうこの世に必要ないみたいな」と70歳を超え、引き際を模索する日々が続いた。
しかし、ある大物芸人の言葉がきみまろの心を変えることになった。「ビートたけしさんと番組に出る機会がありまして、『たけしさん引退とか考えたことありますか?』と立ち話でうかがったら、『そんなの考えてないよ。なるようにしかならないんだから、やれるところまでやった方がいいよ』と言われて…」と憧れの存在であるビートたけしの言葉で、心境に大きく変化があったという。「目標とする人だったので、その人に『だめだよ、そんなこと考えちゃ!』って言われたので。私としてはすごいジーンときましたね」とたけしの言葉に背中を押しされ、再び舞台に立つ決意をしたと明かした。