「第2代M-1王者」のますおか増田が語るお笑い変化論「今、一番漫才をやりやすい現場がM-1決勝戦」
2021年12月23日 16:55
芸能
「今、漫才をする上で、一番優しい、受けやすい、やりやすい現場がM-1の決勝戦ちゃうかな。審査員の人も、司会の人も、お客さんもみんな優しい。リスペクトの目で迎えられて、(番組を)盛り上げてやろうという優しい空気感に包まれてるもん」
自身がデビューした直後の90年代には、面白くなければネタの途中なのに強制終了されたり、オンエアさえされなかったりする番組が全盛。自然とネタを練り上げるのではなく、序盤からボケやギャグの応酬で笑いを取るスタイルが幅を利かせていた。
「当時なんて、出演者が笑いを奪い合っていたからね。今は自分たちの世界観を見せつけ合うみたいな感じ。どっちがいいとか、悪いという話ではないねんけど…」
今なお一線で活躍する増田の言葉だけに、説得力があった。