斎藤佑樹氏 3年前の密着取材で見せた素顔と苦悩…甲子園Vメンバーに語った“本音”とは

2021年12月25日 10:00

芸能

斎藤佑樹氏 3年前の密着取材で見せた素顔と苦悩…甲子園Vメンバーに語った“本音”とは
25日に放送される「バース・デイ」では3年前に密着取材した際の斎藤佑樹氏の苦悩と素顔に迫る(C)TBS Photo By 提供写真
 25日に放送されるTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)は、今季限りで現役引退した前日本ハムの斎藤佑樹氏(33)の3年前の密着取材映像とともに苦悩と素顔に迫った。
 10月17日。早実時代、06年夏の甲子園で優勝を果たして「ハンカチ王子」フィーバーを生み、早大でも活躍した斎藤氏が現役に別れを告げた。かつて150キロにも迫ったストレートも、この日の最速は129キロ。そして現役最後の打者に四球。プロ11年間で15勝に終わった斎藤の別れの際にはファンやチームメイトの涙を誘った。

 「思い通りにはいかなかった…」。そう口にした11年間のプロ野球人生。前年に1軍登板はわずか6試合で後がない崖っぷちの状況だった3年前の2018年に番組は斎藤の密着取材が許された。当時プロ8年目の30歳。自身が置かれた立場に「本当に毎年クビをきられてもおかしくないような成績。だから毎年毎年必死に結果を出しに行くというか。どんなことをしても結果を出さないと意味がない」と口にしていた。

 高校、大学時代と数々の栄光をつかんできた斎藤氏は「ハンカチ使うんじゃなかったなーとか、そういう時期ありましたけど…」と漏らす場面も。歯車を狂わせたのはプロ2年目の12年8月。右肩の違和感を覚え、診断の結果は右肩関節しん損傷。伊藤智仁(ヤクルト)や斉藤和巳(ソフトバンク)などの名投手が引退に追い込まれた大ケガだった。

 右肩のケガ以降の4シーズンで挙げた勝利はわずか3勝。そして番組は18年1月。野球人生の土俵際に追い込まれた斎藤氏のグアムでの自主トレに同行。取り組んだのは痛めた右肩周りの筋肉の強化。肩の可動域を広げ、キレを出すのが狙いだった。さらに、ずっと目を背けていた大学時代の投球フォームにも向き合いヒントを求めるなど試行錯誤を繰り返した。

 そして、完全復活を目指してもがき苦しむ斎藤氏が取材中に素顔を垣間見せた瞬間があった。それは、06年の夏の甲子園を制した早稲田実業のメンバーが集まった時だった。斎藤氏の光と影を知っているからこそチームメイトが言えること。また、チームメイトだからこそ話せる斎藤氏の言葉とは。

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