NHK朝ドラ「ちむどんどん」ヒロイン・黒島結菜 力の源はふるさとの味
2022年01月01日 09:45
芸能
「沖縄を舞台にした作品の朝ドラヒロインになれるなんて、これ以上ない幸せなこと。沖縄での日々を思い出しながら、撮影しています」
「マッサン」「スカーレット」に出演した黒島にとって朝ドラ3作目。そして主演となる本作は沖縄料理に夢をかけたヒロインと、それを支えるきょうだいたちの家族の物語だ。黒島は復帰前の沖縄「やんばる地方」で生まれ育った4きょうだいの次女・比嘉暢子を演じる。
「マイペースで運動が得意で、おいしいものを食べることが大好きな女の子。プレッシャーもありましたが、心強い皆さんがいてくれるおかげで、伸び伸びお芝居しています」
記憶はもちろん、現地で食べる郷土料理も力の源。沖縄ロケでは、思い出の味や地元からの声援に元気をもらっている。
「ゴーヤーチャンプルーや、おやつのサーターアンダギー。地元の方にはムーチー(月桃の葉で巻いて、蒸して作る餅)を作ってもらいました。やっぱりおいしくて、応援はとても励みになっています」
タイトルの「ちむどんどん」とは、沖縄の方言で「胸がわくわくする気持ち」という意味。黒島自身も初の朝ドラヒロイン、そして地元・沖縄にとって節目の年を前に気合が入る。
「人の優しさや強さ、自然の美しさ、沖縄のいいところがたくさん詰まっている作品。みんなが一生懸命に生きてる姿は格好いいし、作品を大好きになってもらえるとうれしいです」
コロナ禍に見舞われ、かつてない孤独や孤立が問われる今。食べ慣れた郷土料理を軸に進むストーリーで、見ている人の心を温める。