伊藤沙莉 かつては“酒焼け声”にコンプレックス「かわいい声出したかった」 克服きっかけの映画は?
2022年01月04日 15:12
芸能
![伊藤沙莉 かつては“酒焼け声”にコンプレックス「かわいい声出したかった」 克服きっかけの映画は?](/entertainment/news/2022/01/04/jpeg/20220104s00041000289000p_view.webp)
ルックスと声質のギャップには悩んだこともあったという。「役柄的にこの声が邪魔になってきた時期もあって。見てくれは大人っぽくはないので、かわいい声を出したかったというのはありますね」と打ち明けた。
そんな思いから解き放たれた作品が、19年公開の映画「ペット2」。日本語吹き替えに挑戦したのは、かわいらしい見た目とは対照的に、負けん気が強いシーズー犬のデイジーという、ぴったりな役どころだった。「自分がコンプレックスと思っていたものを、武器にするきっかけにして下さったなというのがあります」。さらに、「声でしか勝負できない。表情でも動きでもなく、声だけでというので、逃げ場を与えてもらえなかったのはすごく大きいことで、力というか、ある種持つべきレベルの自信は持てたかな」と振り返った。
同作には運命的なものも感じたという。「うれしかったのは、本国の声優がマジでこの声だったんですよ。だから、何の疑いもなく臨めた。『何で私なの?』と思うことがなかった。『私でしょうね』って。だからまっとうできた」と話した。
久慈暁子アナウンサーから「素というか、つくりすぎていない」と評されると、伊藤は「うれしい。なぜなら、これしか出ないからなの。七色とかは出せないから」と笑っていた。