瀧川鯉斗「俳優をやりたかった」17歳で上京 バイト先で見た師匠の「芝浜」に「究極の一人芝居だなと」
2022年01月10日 10:24
芸能
名古屋から上京し、アルバイトをしていた新宿の洋食屋「赤レンガ」での出会いが落語家を目指すきっかけになったという。「本当は俳優をやりたかったんです。17歳の時に、俳優目指して上京してきた」といい、「うちの師匠がアルバイト先で年に2回独演会をやっていまして、オーナーさんが『役者になりたかったら落語ぐらい知っとけ』って言うんで、うちの師匠が来た時にはコックの仕事をやらずに、客席に回って、うちの師匠の『芝浜』を見たんですよ。そしたら、もう落語って言うのは1人何役もやるんで、これは究極の一人芝居だなと思ったんです。その日の打ち上げで師匠に『弟子にしてください』って」と鯉昇が披露した古典落語「芝浜」に魅了され、弟子入りを志願したことを明かした。
その際、落語を知らなかった鯉斗。鯉昇からは「新宿、浅草、上野、永田町、池袋、に寄席ってものがあるから、そこが仕事場になるんで、1回観てこい。見て良かったらまた来なさい」と言われ、そこから約半年、寄席に通い続けた。あらためて鯉昇を訪ね、「観ました」とあらためて弟子入りを志願。「次の日からうちの師匠の家に。落語の扉を開けさせていただきました」と懐かしそうに振り返った。