「ドライブ・マイ・カー」今度はGグローブ賞受賞 アカデミー賞に“王手”
2022年01月11日 05:30
芸能
アカデミー賞では国際長編映画賞の対象作品15本に入っており、昨年11月から米国でも公開され作品賞のノミネート条件も満たしている。ノミネート発表は2月8日。「おくりびと」以来、13年ぶりの国際長編映画賞、日本映画初の作品賞に向け視界は開けた。
◇鍵 谷崎潤一郎の同名小説の映画化。1959年公開。二代目中村鴈治郎さん演じる京都の古美術商・剣持と、京マチ子さん演じる妻の郁子を中心に愛憎渦巻く関係性を描く。過激な愛欲描写から公開当時は成人映画に指定され、18歳未満の観賞が制限された。編集テクニックを駆使したリズム感あふれる映像の評価は高く、市川監督は59年度の第10回ブルーリボン賞で監督賞を受賞。作品は60年の第13回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いた。