「カムカムエヴリバディ」佐々木希 演出側は色っぽさを抑制
2022年01月18日 08:15
芸能
![「カムカムエヴリバディ」佐々木希 演出側は色っぽさを抑制](/entertainment/news/2022/01/18/jpeg/20220118s00041000190000p_view.webp)
朝ドラ初出演の佐々木は「幼い頃から当たり前のように見ていた朝ドラに、自分が出演できることになって大変光栄です」と話す。
ヒロインのるいは額に傷を負い、母親と離れ、心にも傷を持つ女性。一方、奈々は社長令嬢として育ち、芸能の業界で伸び伸びと生きる女性。松岡氏は「奈々には、るいとは別世界にいる人、違う美学を持っている人、ランウェイを歩いているような人というイメージがある」と語る。
佐々木は奈々について「仕事を全うしようとするプロ意識の高い、一本筋の通った女性。勘違いされやすく鼻につくタイプに見えるかもしれませんが、その心の奥には優しさが隠れていて、すてきな女性だと思いました」と話す。
奈々の初登場は、大阪のジャズ喫茶で、東京の芸能事務所「笹川プロダクション」主催のセッションが行われる場面。審査委員長を務める笹プロの笹川光臣社長(佐川満男)と娘の奈々が錠一郎(オダギリージョー)やトミー(早乙女太一)ら出演者たちの演奏に耳を傾け、錠一郎がこのドラマの重要な楽曲「サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」を演奏した時には奈々は感激した面持ちで聞き入った。
松岡氏は奈々の出演場面全般の演出に関して「あくまでもビジネスであるという要素を踏まえている。大人の女性が演じると、どうしても色っぽくなってしまうので、そこを抑えながらという感じ。色気が出ないように、ビジネスライクになるようにキャラを作って行った」と説明する。
奈々の登場が告知された際、ネット上では「恋のライバル出現か」「恋敵」「ジョーを奪っていくのだろうか」などの声が上がった。18日の放送では、奈々がジャズ喫茶でベリー(市川実日子)から「ダークホース(錠一郎)がいる」という話を聞いた場面の直後、るいがクリーニング店で作業する場面があったことなどから、奈々とるいが今後、錠一郎をめぐって相対する関係になると推察する視聴者もいるだろう。
松岡氏は「全くありえないという風にはしたくなかった。だから、佐々木さんに奈々をお願いしたところもある」と話す。
さて、今後の展開はどうなるのか。奈々と錠一郎の関係は本当にビジネスライクに終わるのか、それとも…。今週の放送も目が離せない。
◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。