吉村知事 オミクロン株は「2類と5類の間」が適性と持論 「2類」からの見直しを国に要求
2022年01月22日 12:15
芸能
2類は結核やSARSなどと同じ分類に位置し、入院勧告措置などが適用される。一方、危険度が一番下の5類はインフルエンザ、はしかなどと同じ分類で、これまでに岸田文雄首相は2類相当から見直すことに関しては否定的な姿勢を見せていた。
だが、吉村知事は違う考え方を披露。感染者が増え続ける現状も踏まえ「リスクが高い人、本当に命を守らなければならない人、保健所もそこに重点を置いた仕事をしていくべきで、それほど感染者が多いのが現状」と語った。その上で対処法としては「2類と5類の間。そこに近づけていくべき。2類のままでは社会機能も含めて、厳しい状況になる。5類に近づけるべき」と持論を語った。
ただし、同知事は5類にするのは否定的だ。5類にすると公費の負担が減ることや、治療薬が現在も潤沢に出回っているわけではないことに触れ、「インフルエンザと同じではない。2類と5類の間を、事実上動かしていく柔軟な対策が必要」と言及。さらに「5類にするなら、社会が感染が広がることを許容しないといけない。人によってはリスクが全然違う病気」と難しい判断を迫られることを指摘した。そのため「そこの議論をもっと国会でするべき」と話し、「現場の知事としては2類のままでは持たない」と改めて現状を説明していた。