森田豊教授 濃厚接触者の隔離よりも…「症状がある人の治療、隔離にシフトしなきゃいけない」と指摘
2022年01月24日 16:56
芸能
また、イギリスの研究において、濃厚接触者の中で感染が見つかる確率は7.6~13.6%というデータを紹介し、「そんなに高くない」と指摘。「これを考えると、ここまで感染者が増えると、濃厚接触者を追っていって隔離するのも、もちろん大事なのかもしれないけど、市中感染で広まることの方が多い」とキッパリ。「やはり症状がある人を見つけて、その人に治療を行う、あるいは隔離する、こっちの方に医療をシフトしていかなきゃいけないので、そろそろ濃厚接触者という定義とか隔離とかっていうのは、やめていいのかなと思います」と主張した。
さらに森田氏は医学的な視点からも言及。「潜伏期間が平均3日、従来の新型コロナは1日から14日間だったんですね。それもあって潜伏期間が最大14日間ってことを考えて(待機期間が)14日間になったんでしょう。オミクロンはもう少し短いから10日間ってことになったんでしょうけど、実際に感染者から10日目で移す例ってのは少ないと思いますね。だから、それはそろそろ緩和しなきゃ」と訴える。さらに「先進国は濃厚接触者を隔離することをやめつつありますよね。だから、それが正しいかどうか分かりませんけど、そろそろシフトしないと…」と繰り返した。