上沼恵美子 14歳で姉妹漫才コンビ結成も「凄く嫌」だったお笑いの道 デビュー後は「いびられたり」
2022年02月01日 15:28
芸能
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「だって今でこそM―1グランプリとか言って、凄い皆さんスターになって『キャー』って言われますけど、当時は人に笑われるっていうような、誰が憧れるかって感じでしたね。特に女でしたから」と上沼。「父が大ファンで。お笑いの。姉のコンビがいてたんですよ。デビューもその方と決まってたんですけど、逃げちゃったんですね。それで突然父に『恵美子、お前行け』って言われて『エーッ』ってなって。もう凄く嫌でした」と説明。その際は「人に笑われるなんて絶対嫌だ」と拒否したが、母から翌日父が泣いていたと明かされると、「それだったら3年ぐらい父親に人生を渡してもいいかなと思って」とコンビ結成を決意した。当時の年齢は「14です」とした。
中学卒業後に正式にデビュー。高校で3時間目まで授業を受け、その後劇場へ行っていたが、「そこにいる芸人さん何だこれ、人間かっていうような人ばっかりです。その人たちがちょっと私可愛かったもんですから、いろいろ隠すんですね。うちの姉が眉ずみとか全部隠されてしまって、ないんです。仕方がないんで、姉はボールペンで眉を書いて出て行ったんですよ。お客さんからは分からないんですが、私が(笑って)ダメでして」と振り返った。
「とにかくあの頃はいびられたり、嫌われてたわけじゃないんですけど、可愛いとダメでしたね。可愛かったんです。その中ではね。ひどかったです」。父には言わなかったのかと聞かれると、「言わなかったです。病気しておりましたのでね」。続けて「父は早く55歳で逝っちゃったんですよ。娘を好きな世界に放り込んどいて、勝手に天国に上がってしまったんですよ。だから今でもお墓参りに行ったら愚痴ります。『死んでる場合か』って」と笑わせた。