宮川花子「決して遺作品ではありません」 闘病記出版「これからの自分の希望を載せた本」
2022年02月03日 12:33
芸能
「福を招き入れる」ために1月31日の発売日でなく節分の日の3日を選択した。着想から出版まで「1年半かかった」と花子。執筆に協力してくれた脚本の先生は1年前にすい臓がんで亡くなったため「あとの1年は先生の奥さんと一緒に書いた」。最後の1ページは「自分で付け加えさせていただきました。それが今の自分の心境はそこにある」と出版秘話も明かした。
昨年12月、奈良・生駒で2年半ぶりに舞台復帰。30分間、舞台上でトークショーを開いた。「あんな幸せなことなかった」と花子。「テンションが上がって、3日間寝込みました」と大助も苦笑いだ。だが、「歩いてセンターマイクまで行って、10分、15分の漫才は不可能。日々、体調が変わるので講演とかも約束できない」というのが現状。それでも「NGKの舞台に立つのは遠い夢だけど」とし「センターマイクの前に2人で立ちたい」と夫婦での夢を叶えたい。
【多発性骨髄腫】 血液細胞の1つ「形質細胞」のがんが骨髄の中で増え続けるもの。正常な血液細胞をつくる過程が妨げられ、さまざまな臓器が機能低下するなどの症状を引き起こす。病形質細胞腫瘍の中では最も患者数が多い。