小堺一機 “師匠”萩本欽一との初対面で受けた衝撃「幼稚園児が大学院の授業を受けるよう」
2022年02月03日 14:41
芸能
![小堺一機 “師匠”萩本欽一との初対面で受けた衝撃「幼稚園児が大学院の授業を受けるよう」](/entertainment/news/2022/02/03/jpeg/20220203s00041000376000p_view.webp)
ついに対面がかない、家に招待されると、そこから3時間ほど、即興芝居などみっちりと芸を仕込まれたという。ハイレベル過ぎる指導でダメ出しを食らいまくり、小堺は「僕ら幼稚園児が大学院の授業を受けてるようなもんで」と振り返った。家を出るころには2人とも疲れ果て、小堺は「今でも覚えてる。世田谷の青い空を。関根さんと仰いだ青い空を。『はぁ…疲れた』って」と懐かしんだ。
やっと認めてもらえるようになり、小堺は当時の人気お笑い番組「欽ちゃんのどこまでやるの!」に出演することに。しかし、本番ではリハーサルとはまったく違う萩本のアドリブに、小堺は極限の緊張で手が震え始めた。通販コーナーでやかんを紹介する役どころだったが、「やかんがカタカタいっちゃって。最初、お客さんは笑ってたんだけど、そのうちお客さんが『この子、本当にあがってるわよ』ってことになって。大将(萩本)でもフォローできないくらいあがっちゃって」と、大失敗に終わったという。
小堺が袖に戻って「ああ、もうクビだ。でも『欽どこ』まで来られてクビならいいや」と気落ちしていたところ、萩本から声を掛けられたという。「『お前、なんでそんなにあがっちゃうの?』って。『すみません』って言ったら、『俺よ、あがらないやつは信用しないから』って」。まさかの温かい言葉に、「ぐっと涙が出ちゃって」と男泣きしたことを打ち明けた。しかし、「で、次のシーンでまたカタカタやってたら、『いつまでやってんだ』って怒られました」と、萩本に頭をはたかれるジェスチャーで、オチを付けていた。