「鎌倉殿の13人」第5話は健闘13・4% 小林陵侑が金メダル日本第1号 北京五輪ジャンプ1回目の裏も

2022年02月07日 09:20

芸能

「鎌倉殿の13人」第5話は健闘13・4% 小林陵侑が金メダル日本第1号 北京五輪ジャンプ1回目の裏も
東京・渋谷のNHK Photo By スポニチ
 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は6日、第5話が放送され、平均世帯視聴率は13・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが7日、分かった。小林陵侑(25=土屋ホーム)が北京冬季五輪日本選手第1号の金メダル獲得を生中継したTBS「スキージャンプ男子個人ノーマルヒル決勝」(後7・55~9・59)と重なったが、健闘した。「スポーツはリアルタイム、ドラマは録画」の視聴傾向があり、過去の大河ドラマもスポーツ中継と同時間帯になった時は苦戦している。
 <※以下、ネタバレ有>

 ライバルのテレビ朝日「ポツンと一軒家」(日曜後7・58)の13・2%を上回り、同時間帯(後8・00~8・43)横並びはTBSのジャンプ中継も上回って「ポツンと一軒家」と並ぶトップタイ。ツイッターのトレンドも「#鎌倉殿の13人」が4週連続の世界1位と反響を呼んだ。

 アイスホッケー女子「日本×中国」に続き、TBSのジャンプ中継は午後8時9分頃にスタート。午後8時40分頃からトップテン選手の1回目が始まり、小林の1回目は「鎌倉殿の13人」の放送が終わった後の午後8時48分頃だった。

 初回17・3%、第2話14・7%、第3話16・2%、第4話15・4%、第5話13・4%と堅調に推移。

 個人視聴率は初回10・6%、第2話8・9%、第3話9・7%、第4話9・4%、第5話8・1%。

 初回に関しては、同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」による視聴UB数(ユニークブラウザ数=ウェブサイトを訪問した重複のないユーザー数)が23万。2020年4月のサービス開始以来、全ドラマのうち最多視聴数を記録(放送当日から見逃し7日間)。有料配信サービス「NHKオンデマンド」も08年12月のサービス開始以来、全ドラマ中、最多視聴数となった(配信2週間以内の比較)。

 初回の「視聴人数」(全国32地区で番組を1分以上の視聴した人数の推計値)は午後6時からのBSプレミアム組が21%を占める計算に。初回のタイムシフト視聴率(録画機器などにより放送後7日以内、168時間以内に視聴)は9・9%と16年の調査開始以来、大河ドラマ初回最高。本放送(総合テレビ)のリアルタイム視聴率だけで計り切れない“視聴スタイルの多様化”が進んでいる。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第5話は「兄との約束」。闇夜にまぎれ、堤館と山木館を立て続けに襲撃した源頼朝(大泉洋)の一党。見事に首級を挙げて勝利した頼朝は、北条義時(小栗)の知恵も借り、坂東における政の第一歩として土地の分配を始める。だが、これを知った平家方が激怒。相模では、奉行を務める大庭景親(國村隼)が梶原景時(中村獅童)ら三千の兵を率いて出陣。伊豆でも、頼朝討伐に燃える伊東祐親(浅野和之)が動き出す。これに対する頼朝は全軍を率いて鎌倉を目指すが…という展開だった。

 歌舞伎俳優の片岡愛之助が初回から好演してきた義時の兄・宗時の最期が描かれ、衝撃のラストにSNS上には「宗時ロス」の声が広がった。
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