G.G.佐藤さん「簡単に戦犯って言葉使うけど…僕には理解できないですよ」アスリートへの誹謗中傷に苦言

2022年02月07日 22:59

芸能

G.G.佐藤さん「簡単に戦犯って言葉使うけど…僕には理解できないですよ」アスリートへの誹謗中傷に苦言
G・G・佐藤氏 Photo By スポニチ
 西武、ロッテなどでプレーした元プロ野球選手で、野球解説者のG.G.佐藤さん(43)が7日、自身のツイッターを更新。北京冬季五輪へ出場しているアスリートに対する誹謗中傷に怒りをにじませた。
 「今回の大会もネットの誹謗中傷があるね。みんな簡単に戦犯って言葉使うけど、それが戦争犯罪人を意味するって分かってるよね?スポーツで結果を出せなかったアスリートがたくさんの犠牲者を生み出した戦争犯罪人と同じ扱いって僕には理解できないですよ」とつづった。

 佐藤さんは、北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体(ヒルサイズ=HS106メートル)の1本目に大ジャンプを見せるもスーツ規定違反で得点が無効となった高梨沙羅(25=クラレ)について「ショックな気持ちを切り替えるしかない。絶対に引きずってはいけない。そのためには向き合うしかないのだが、2回目までにそんな時間はなさそうだ。とにかく忘れて集中して欲しい!がんばれ!高梨沙羅選手!」とエール。

 その後、高梨の2本目を見守った後には「1回目失格というショックな気持ちを抱えたまま98.5Mの大ジャンプ!凄い!立派だった!!高梨沙羅選手、本当にカッコよかったです」とつづり「それでも、彼女を批判したいっていうなら僕のこのアカウントにどーぞ」と“防波堤”に名乗りを挙げた。

 だが、願いが届かなかったと感じたのか「僕には理解できないですよ」と先述のツイート。その後も「小林陵侑選手とかいう神すごい」とつづり、「ジャンプ混合団体面白かった!改めて、あの状況で2回目に順位を押し上げる大ジャンプをした高梨沙羅選手は素晴らしかったし、誇らしかった!ありがとう!」とエールを送り続けていた。

 佐藤さんは2008年の北京五輪で準決勝・韓国戦の8回に左翼守備で落球してタイムリーエラーとなり、翌日の3位決定戦・米国戦でも3回の守備で落球。激しい誹謗中傷にさらされた。
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