「クローズアップ現代」6年ぶりゴールデン復帰 桑子真帆アナがキャスター就任に驚き「息が止まりそうに」
2022年02月09日 16:00
芸能
正籬聡放送総局長は今回の改定について「より多くの方々に見て頂くのはどうしたらいいかと試行錯誤してきた。演出もそうですし、取り上げる題材もそう。いろいろな議論をしていく中で、より幅広い方々に家族で見られるように、ゴールデン帯にみんなにいろいろなことを見たり、考えたりしていただくために新しいクローズアップ現代になればいいとこの時間帯に配置した」と説明した。
番組は1993年にスタート。当初は午後9時30分からの放送だったが、後に午後7時30分へと移動。国谷裕子氏(64)をメインキャスターに迎え、その時々の世相を反映する出来事や人物を深く掘り下げるスタイルが人気を博した。
16年には番組を大きくリニューアル。放送時間も現在の午後10時台となり、国谷氏の後任として複数の女性アナが交代でキャスターを務めた後、武田真一アナウンサー(54)が進行し、クオリティーの高さと安定感で幅広い世代から支持された。
21年に武田アナが大阪放送局へ異動したのを機に、現在まで続く井上裕貴アナ(37)と保里小百合アナ(31)の2人体制となっている。
NHK独自の取材で、これまで多くのスクープを連発してきた看板番組。最近では、18年にかんぽ生命の保険の不適切な販売を巡る問題を取り上げたことで大きな反響を呼んだ。局内では「高い取材力が発揮されるNHKならではの番組」として評価が高い。
桑子アナは「この番組の名前を聞いた時に、息が止まりそうになりました。それぐらい驚きました。今年で30年目を迎える、それぐらい歴史のある番組」と心境を吐露。内示を受けたばかりといい、動揺を見せつつも「気付きを大事にする番組にできたら。身に余る大役を受けて、自分自身の成長にもつながるとしっかり頑張っていきたい」と意気込んだ。