プロフィギュアスケーターの安藤美姫(34)が10日、MBSの情報生番組「よんチャンTV」(月~金曜後3・40)に生出演。北京冬季五輪でフィギュアスケート団体のメダル授与式が急きょ中止された問題で、ロシアの有力紙コメルサント(電子版)が9日に複数の消息筋の話として、金メダルを獲得したロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ(15)がドーピング検査で陽性反応を示したためと報じたことに言及した。
安藤はワリエワについて、「技術だけではなくて、その他のスピンだったり、スケーティングのところのフリーレッグまで美しい選手。トータルで強いです」と絶賛する。今回のドーピング疑惑については「前例がないので、どういうふうにルール上なっているかは詳しくない」とした上で、ワリエワが所属しているチームについて、「ドーピングをするようなチームではないという認識を持っている」とキッパリ。「噂なんじゃないかなというふうに思っていますし、結果が出るまではそっとしておくのが選手のためなのかな」と述べた。
また、ドーピング検査については、「定期的にあります。それぞれのナショナルチームに入っている選手に関しては、いつ来てもおかしくない抜き打ちテストがあるので、選手は1日1日、シビアに過ごしています」と語る。さらに薬に関して、「引っかかる薬はドクターも処方しないし、私たちも把握している」と説明。持病などで必要な治療薬がある場合、事前に申請を行うシステムがあると補足した。