徳光和夫アナ 高梨沙羅のスーツ規定違反に疑問「恣意的な要素が入り込む余地が否定しきれない」
2022年02月12日 12:32
芸能
徳光アナは「高梨選手の本当にうずくまって涙している姿、インスタグラムでの発言」と切り出し、「読みようによっては現役引退を感じさせるような言葉でドキッとさせられた」。アシスタントでフリーの石川みゆきアナも「ちょっと心配になる文面」と続けた。
今回違反となったスーツはチームで用意したものであり、2日前の女子ノーマルヒルで着用したものと同じもの。これについても徳光アナは「高梨選手自身は何の過失もないわけで、でも、自身の責任を感じてしまうのが高梨選手だと思う。その強すぎる責任感はワールドカップで誰も到達していない61勝ですよ。今回出場している選手の中で世界で最も有名なアスリートは高梨沙羅選手だと思う。世界を相手に戦い続けている」としたうえで「この検査方法に疑問が寄せられていることは事実」と語った。
「本来、オリンピックは選手ファーストでなければいけないんだけど、今回のジャンプ競技に関して計測者ファーストみたいなことがあるんじゃないか。検査そのものは公衆の面前で行われているわけじゃないので、何らかの恣意的な要素が入り込む余地が否定しきれないってい言うのも事実じゃないかと思えてならない」と指摘。「いずれにしてもFISの検査を通じて、選手の人生を変えてしまうほどの権限をこの組織は持っている。そうであるなら、二度とこのような後味を残さないためにも、検査基準と手法について検査員の個人差が出ないものに変えていく必要があるんじゃないかと思えてならない」と訴えた。
さらに「とにかく高梨選手の気持ちが落ち着いて、再び私たちに雄姿を見せる決断をしていることを願ってやまない」と、高梨にエールを送った。