桂文枝 史上最年少5冠の藤井竜王を祝福「恐るべし。もう芸術のような指し回し」

2022年02月12日 21:43

芸能

桂文枝 史上最年少5冠の藤井竜王を祝福「恐るべし。もう芸術のような指し回し」
桂文枝 Photo By スポニチ
 将棋の第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第4局は11・12の両日、東京都立川市の「SORANO HOTEL」で指され、挑戦者の藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)が渡辺明王将(37=名人、棋王の3冠)に114手で勝利し、シリーズ4連勝で最年少王将&5冠が誕生した。大の将棋ファンで知られる桂文枝(78)が祝福コメントを寄せた。
 コメントは以下の通り。

 すごい!という言葉しか見つかりません。

 王将戦三連勝の後、まさかのストレート勝ち。渡辺明王将が頭を下げた瞬間をテレビで観ていました。すでにコンピューターは藤井聡太四冠有利と出ておりましたが、渡辺王将の方が早く敵陣に迫っておりましたし、私の目にはもつれそうに見えましたが、敵の迫るのをものともせずに、攻め立て、渡辺王将が負けを認めた時に、19歳6カ月で五冠と言う偉業を達成されました。

 将棋という世界は、不思議な世界で、勝ったからといって笑顔を見せるわけでなく、ガッツポーズもなく、勝った藤井新王将の方が深々と頭を下げて、まるで敗者のように振る舞っておられました。

 羽生九段の最年少記録を3年以上若く達成した、この記録はおそらく今世紀に塗り替えられることはないと思います。恐るべし藤井聡太五冠。もう芸術のような指し回し。前髪が眉毛あたりまでかかり見えにくい盤上の駒を見事に操り、四連勝という勝ちっぷり。将棋界はますます盛り上がるでしょう。同じ伝統文化として、羨ましい限りです。
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