タレント、ビートたけし(75)が12日放送の「新・情報7daysニュースキャスター」(土曜後10・00)に生出演。第71期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第4局を制し、シリーズ4連勝で最年少王将&5冠となった藤井聡太竜王(19=王位、叡王、棋聖の4冠)を絶賛した。
藤井についてのコメントを求められた、たけしは「すごいね、頭の回転の問題なのかな。これはアスリートかも分からないね」と感嘆の声。「肉体と同じように、脳自体の活性化のスピードが違うのかも分からないね」と舌を巻いた。数学好きのたけしらしく、「数学者も40歳手前だもんね、最高にすごいのは。(若い数学者を顕彰する)フィールズ賞なんか40歳までだからね」と指摘。続けて「それをこすと頭の計算が遅くなる、ひらめきなんかもあって。人間の脳って40歳が限界かも分からない」と語った。
自身と将棋にまつわるエピソードも披露。“ひふみん”こと加藤一二三・九段と対局したことがあったとし、「(加藤が)飛車角金銀なしで、自分が負けそうになった。向こうは全然動けないのよ。でも桂馬であがってきて、いつの間にか角を取られそうになって。逃げ回ったら王手になって、ひどい目にあった」と笑っていた。