上沼恵美子、あの大物俳優に“激怒”した出来事「そんなこと言ってたら人間性が疑われますよ!」

　お笑いタレントで歌手の上沼恵美子（66）が11日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、あの大物俳優に“激怒”した出来事を明かす場面があった。 　「上沼恵美子が天に旅立たれた芸能界レジェンドとの思い出を語ります」と題し、大物たちとのエピソードを披露する企画で、上沼は08年に亡くなった俳優・緒形拳さんとの思い出を語り始める。それは当時、タレント・高田純次とMCを務めていた中京テレビ「P.S.愛してる!」での出来事だという。

　映画の宣伝で訪れた緒形さんに向け、上沼が「名古屋は久しぶりですか?」と話を振ると、緒形さんは「カレーライス」と一言。「いわゆる“スカす”っていうヤツですね。まったく関係ないことを言われるんですよ。今日は子どもの教育がテーマなんですけどって言っても、『きしめん』とか言われるんですよ」と、全然相手にされなかったという。

　これに上沼は「私も若かったんで、トガってたんですね。3回目のCM終わりに『この番組は、別に緒形拳さんに座っていただかなくても、視聴率20パーセントあるんですよ。でも、何を言ってもカレーだ、きしめんだって、しんどいですよ。何を言ってるんですか?映画の宣伝になりませんし、そんなことを言ってたら、緒形拳さんの人間性が疑われますよ!』」と、厳しく注意したという。

　その上沼の一言で、スタジオは張り詰めた雰囲気に。「『言ってしまった…』って怖かったですね、高田純次さんは気絶しそうでしたよ。でも、そこはさすが大物だなと思いましたね。緒形拳さんが『君、おもしろいね!うちも女の子がいるんだけどね、机に置いたお金を盗んだことがあってね、すごく怒ったことがあったんだよ』って、きちんと言ってくださったんですよ。私が“カレーライス!”って言いそうになりましたよ」と笑わせた。

　その後も、緒形さんとはたびたび番組で共演したといい「大物って、コツがちがうんだなとおもいましたね。本当にかわいがってもらいました」と、笑顔で振り返っていた。