佐藤健　「るろ剣」ファン大賞に感謝「愛をしっかり受け取った」/毎日映画コンクール

　第76回毎日映画コンクールの表彰式が15日、東京・目黒区のめぐろパーシモンホールで開催され、「るろうに剣心　最終章　The　Final」でTSUTAYAファン大賞を受賞した大友啓史監督（55）、主演の佐藤健（32）が登壇した。 　12年公開の第1弾から足かけ10年、5作でフィナーレを迎えた娯楽大作。コロナ禍で、昨年の公開直前に緊急事態宣言が発出される事態だった。大友監督は「公開1日目、翌日から大都市圏の劇場が閉鎖という中で、この状況をどう受け止めて映画を送り出せばいいのか、悶々とした」と、苦しかった本音を明かした。

　そんな中でも劇場に足を運んでくれたファンに感謝。「あの時の悔しさと今回のファンに支えていただいた感謝を胸に、今後も作品を作り続けていきたい」と決意を語った。

　男優主演賞の佐藤も、大友監督の祝福のため登壇した。「我々が頑張った日々が報われましたね。スタッフも共演者の皆さんも喜んでいると思います。皆さんの愛を感じました。しっかりと受け取りましたので、原動力として今後も精進したいと思います」と、しゃれたメッセージで感謝した。

　佐藤の派手なアクションが大きな見どころだった。佐藤は「とにかくアクションチームの皆さんが支えてくれて、世界一番優秀なアクションチームだと思っている。ああだこうだ、アイデアを出しながら作って行く過程はおもしろかった」と振り返った。