松田丈志氏 ワリエワ問題は RUSADAが「世界のアンチドーピング活動に協力的でなかったことが一番」
2022年02月16日 15:36
芸能
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)のアスリート委員でもある松田氏は祖父の薬を服用する際に使用するグラスが原因だとするワリエワ側の主張にも触れ、「このコメントは一時的に問題をそらそうとしているように僕自身も見えてしまう」と見解。「薬というのは体内に残っている期間がある。継続的に採っていたのか、ロシアでの国内大会での検査で検出されている。大会に近い時に、体に入っていたという疑義が生じている状態ですから、グラスを使っただけで本当に出るのか、という疑問は僕の中も残る」と続けた。
そのうえで「今回、CASの裁定としては試合に出ることは暫定的に認めますと。違反があったのかの検査は継続中ですので、批判が確定した場合、どのように入内に入ったのかっていう調査していく段階に入ると」とした。
さらに、「ロシア反ドーピング機関がオリンピックに関する検体だということで、優先的な検査をオファーできるのに、それをやってない。この問題が複雑化してしまったのはロシア反ドーピング機関の対応が世界のアンチドーピング活動に協力的でなかったということが一番だと思う」と、そもそもロシア反ドーピング機関(RUSADA)の対応に疑問を呈した。