CAS仲裁人・早川吉尚氏 薬物摂取に「反応をコントロールができてしまう…ただ人間は体調が悪くなると」
2022年02月17日 15:26
芸能
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早川氏は、現在のドーピング事情について「実は陽性反応が出るか出ないかというのも、やろうと思えばコントロールができてしまうんですね」と言い、「試合には検体採取されるのは分かってますので、その何日か前に薬抜きをしてしまうと。その計画というものを立ててしまえばできてしまう。抜き打ち検査っていうのもあるんですけれども、こちらも現地のアンチ・ドーピング機関が果たして情報をリークせずにきちんとやっているのかというところ。これも重要になってきて、場合によってはそれでも計画を立てて薬抜きができるってこともあります」と説明した。
その上で「ただ人間は体調が悪くなると、代謝が悪くなるということが起こりますので、計算通りにいかなくて陽性反応が出てしまって、それをきっかけに、実はその背後に組織的なドーピングがなされているというのが発覚したケースというのが、実はたくさんある」と話した。MCの恵俊彰が「ということは、12月25日の検体、本来はそこからは出るはずがない日程だったにもかかわらず、何か体調の変化があって今回出てしまった可能性も」と聞くと、「そうだった可能性はあります。そういう完全にコントロールする医者がいると。一般的に残念ながらそういう方々がいらっしゃって、私は何の知識もなく“そういった方もいらっしゃいますね”って、前から言ってたんですが、どうも今回のフィギュアの選手団の中に、かつて4年間資格をはく奪された、そういったことに手を染めていた方がちゃんといらっしゃったというのも、どうやら分かってきたということですね」と話した。