加藤浩次　超遅咲き・錦鯉のブレーク前エピソードに感動「青春って、年齢じゃないな」

　お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次（52）が、19日放送のTBS系「人生最高レストラン」（土曜後11・30）に出演し、ゲストのお笑いコンビ「錦鯉」の生き様に感動する一幕があった。 　錦鯉はボケの長谷川雅紀が50歳、ツッコミの渡辺隆が43歳というコンビで、12年に結成。昨年のM－1グランプリを制し、超遅咲きコンビとして話題をさらった。そんな2人が手応えをつかんだのが、15年のM－1だったという。渡辺は「15年にM－1がまた始まりまして。準々決勝に行けて、『あれ？俺らやれるんじゃね？』みたいなのがちょっと芽生えまして、ちょっとネタ作ろうかと」と明かし、結果が出たことでお笑いにより本腰が入るようになったという。

　その後は毎月、新ネタを5本も披露するライブを開催。渡辺は「毎月5本ってめちゃくちゃ大変なんですよ。全然できない時もあるから」と振り返った。そんな中で思い出に刻まれているのが、2人がよく行ったという東京・豊島区の立ち食いそば店「南天」だという。渡辺が「前日に泊まり込みでネタを作ったりして、やっとできたくらいになって、だいたい朝なんですよ。朝5時とか。2人ともおなかすいてるから、『南天行くか？』って2キロくらい歩いて」と話すと、長谷川も「朝方、2人で歩いて振り返って、『あのネタ、あそこどうしよう？』みたいな話をしてね」と懐かしんだ。

　お笑いにまっすぐ向き合う2人の秘話に感動した加藤は、「変な話、青春って、年齢じゃないな。今の錦鯉の話を聞いてて、40からでも青春はあるんだなって感じした」と実感を込めて語った。するとYOUも「私は今、青春なんで分かります。K－POPを聴くというところで、完全に恋もしてるし、キラキラしてる」と、自身の今と重ねてうなずいていた。

　長谷川は「まさに40過ぎてから、30から知り合った人（渡辺）と、M－1という…何ていうの？甲子園じゃないけど青春みたいなのを…」と、必死に言葉を探しながらコメント。加藤から「…目指してな！」と助け船を出されると、「ほんとそうです。加藤さん、おっしゃる通り！」とうなずいた。加藤から「今、『目指して』って言葉が出てこなかったの？」とツッコミを受けると、長谷川は「出てこないです、言葉が」とボキャブラリー不足を認め、スタジオに大きな笑いが起きた。