「鎌倉殿の13人」亀・江口のりこ 初登場から存在感!台詞3つもネット沸く 政子・小池栄子とバトル期待

2022年02月21日 08:30

芸能

「鎌倉殿の13人」亀・江口のりこ 初登場から存在感!台詞3つもネット沸く 政子・小池栄子とバトル期待
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第7話。頼朝に見初められる亀(江口のりこ)(C)NHK Photo By 提供写真
 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は20日、第7話が放送され、女優の江口のりこ(41)演じる源頼朝(大泉洋)の愛妾(あいしょう)・亀が初登場。台詞はわずか3つながら独特の存在感を示し、台詞の一部「うちの人」がツイッターの世界トレンドに入るなど、SNS上で反響を呼んだ。女優の小池栄子(41)演じる北条政子との頼朝をめぐるバトルに早くも期待が高まる。
 <※以下、ネタバレ有>

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第7話は「敵か、あるいは」。平家に幽閉された我が身を嘆く後白河法皇(西田敏行)。救出に名乗りを上げない源氏に対する不満を丹後局(鈴木京香)に漏らす中、挙兵した源頼朝(大泉)が石橋山で大敗したと平清盛(松平健)から知らされ、悔しさで顔がゆがむ。その頃、房総半島で再起を図る頼朝は有力豪族を味方に付けようと、千葉常胤(岡本信人)の元へ安達盛長(野添義弘)を、“坂東の巨頭”上総広常(佐藤浩市)の元へ和田義盛(横田栄司)と北条義時(小栗)を送り込む…という展開。

 江口の大河出演は15年「花燃ゆ」以来、7年ぶり2作目。今回演じるのは安房の漁師の娘・亀。庭先を掃除していたところを見初められ、思いがけず頼朝の愛妾(あいしょう)に。政子(小池)や八重(新垣結衣)を激しくライバル視。出自は低くも知恵があり、頼朝はのめり込む。

 妻を寝取られ、怒りに燃える亀の夫・権三(カミナリ・まなぶ)が頼朝の宿に乗り込んできた際、亀は「権三が?」。「人妻だったのか?」と驚く頼朝に、亀は「言ってなかった?」。その後、平家方の安房の豪族・長狭常伴(ながさ・つねとも=黒澤光司)も頼朝の宿を夜討ち。漁師の権三たちと長狭常伴たちとの争いになる中、頼朝は難を逃れた。「敵の大将を討ち取って参ります」という見張りの三浦義村(山本耕史)に、亀は「だったら、ついでにうちの人も討ち取って」と頼み、視聴者の爆笑をさらった。

 台詞は「権三が?」「言ってなかった?」「だったら、ついでにうちの人も討ち取って」の3つ。どこかトボけた雰囲気も醸し出し、SNS上は「この台詞(だったら…)を言わせたら、彼女の右に出る方はいない気がする」「男たちが忠義でも仁義でもなく損得で動くのならば、女だって貞淑でも道徳でもなくドライな損得勘定で動くのだという『鎌倉殿の13人』の世界をあらためて突きつけてくる」「こりゃ小池栄子との対決も楽しみ」などの声が続出した。

 江口は中堅屈指の名バイプレーヤーとして数々の作品を彩ってきたが、20年7月期のTBS日曜劇場「半沢直樹」の白井大臣役でブレーク。昨年4月期のテレビ東京「ソロ活女子のススメ」、昨年10月期のフジテレビ木曜劇場「SUPER RICH」と主演ドラマも相次いだ。

 小池も08年の毎日映画コンクール女優主演賞(「接吻」)、12年の「キネマ旬報」ベスト・テン助演女優賞(「八日目の蝉」など)に輝くなど、演技派として確固たる地位を築いた。1980年生まれ、同学年の江口と小池の壮絶な“女の戦い”に注目が集まる。

 昨年4月の出演発表時には「『亀』という役で、源頼朝に気に入られて、その妻の北条政子の嫉妬を激しく呼び起こす人物です。その通りに演じられればいいなと思ってます」と抱負。意外にも三谷作品初出演となり「楽しみたいです。共演したことのある方が何人かいらっしゃるので、心強い気持ちです」とコメントした。
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