西郷輝彦さん死去 日本で未承認の最先端がん治療求め渡豪「まだやりたいことがたくさん」

2022年02月21日 13:11

芸能

西郷輝彦さん死去 日本で未承認の最先端がん治療求め渡豪「まだやりたいことがたくさん」
西郷輝彦さん Photo By スポニチ
 「星のフラメンコ」などのヒット曲やテレビ時代劇「江戸を斬る」などで人気を博した、歌手で俳優の西郷輝彦(さいごう・てるひこ、本名今川盛揮=いまがわ・せいき)さんが死去した。75歳だった。鹿児島県出身。
 西郷さんは日本では未承認のがんの最先端治療を受けるため、昨年4月末にオーストラリア・シドニーに渡航した。診断されたのは去勢抵抗性前立腺がんで、進行度はステージ4。20年秋に受けたがん健診で、PSA(前立腺特異抗原)というタンパク質の数値が上がっていたため発覚した。11年に前立腺がんを患い、手術を受けて患部を摘出。17年に再発した際は、放射線と抗がん剤による治療を受けた。

 主治医と相談し、現在の日本では未承認の治療をシドニーで受けることを決定し、オーストラリアへ渡航。現地には90年に再婚した19歳年下の夫人も同行している。渡豪した際に自身のYouTubeチャンネルを開設し、動画で「まだやりたいことがたくさんあるんだよ。願いはたった一つ。なんとかもう少しだけ好きな仕事をさせてほしい」と語っていた。
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