安藤美姫が推測　ワリエワ五輪不出場なら「『なんでだ』って…新しい問題に巻き込まれていたのかな」

　プロフィギュアスケーターの安藤美姫（34）が21日、フジテレビ系「バイキングMORE」（月～金曜前11・55）に生出演。昨年12月のドーピング違反が判明しながら北京五輪の個人種目出場が認められたフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ（15、ロシア・オリンピック委員会＝ROC）に言及した。 　「一つ言えるのは、ワリエワ選手にはなんの責任もないのかなと思ってます」とドーピング問題にコメント。ワリエワにドーピングの知識は「もちろんありました」と話す理由として「ジュニアの頃からトップ選手でやっているので、違反になるお薬があることは十分に理解していたと思います。ジュニアチャンピオンにもなっているので」と説明しつつ「知識があるからと言って、じゃあ薬の名前とかをきちんと覚えて自分で管理できるかと言ったらそうではなくて。私もドーピングというものを知っていたけど、15、6歳なんかまだ母が管理して、きちんと判断して薬も一つ一つ調べて飲ませてくれていた。なので、今回の件に関しては、どういう形で彼女の体内に入ったか、どういうケアを周りがしていたかというのが大きな問題だったのかと思います」「どういうふうに私たち大人が守るかということに問題があったのかなと思います」と話した。

　出演者の坂上忍からは「ワリエワ選手を出場させるべきではなかったのでは、という声が多いけど、どう思いますか？」と質問が。安藤は「ロシアの風が強かったのかなと思います。もし出場できていなかったら『なんでだ』ってことが起きていたと思う。『なんで出場できないんだ。薬物検出されたのは12月。そこから時間も経ってるし』みたいな、また新しい問題に彼女が巻き込まれていたのかなと」と私見を述べた。