ロコ・ソラーレ 北京五輪視聴率は“金銀独占”!決勝英国戦29・2%、準決勝スイス戦26・7%
2022年02月22日 05:30
芸能
平昌大会で1位だったフィギュアスケート男子シングルフリーは3位の同26・0%(NHK、10日)で“銅メダル”。平日昼の中継ながら、羽生結弦らの注目度の高さが証明された形となった。
大会全体では、平昌に続いて今回も高視聴率となった。時差が1時間と小さかったことや、日本選手が活躍し冬季五輪で過去最高のメダル数となったことが要因とみられる。
さらに「テレビ中継向きの技や種目が増えたことも影響した」(テレビ局関係者)という。巨額の放映権料を収入源とする国際オリンピック委員会(IOC)にとって、視聴率の安定確保は最重要命題。スノーボードやフリースタイルスキーなどの派手なエアは、IOCが危惧する五輪の若者離れを阻止する切り札。日本では平野歩夢が金メダルを獲得したこともあり、スノーボード男子ハーフパイプ決勝が6位の同19・1%(NHK、11日)を獲得するなど注目が集まった。
ただ、その分、コースの難易度が上げられ、選手の危険性が増したという指摘も。また、男子フィギュアスケートは、米国東部時間午後8時のゴールデンタイムに合わせて午前10時の競技開始。夏季五輪同様に選手ファーストではなく米国ファーストとなった中継も問題になり、課題が残った。
≪閉会式の瞬間最高は「総集編」≫20日夜にNHK総合で中継された「北京オリンピック・閉会式」の平均世帯視聴率は18.9%だった。瞬間最高は午後9時53分に記録した22.6%で、会場に大会の総集編が流れた場面。映像にはフィギュアスケート男子の羽生結弦が転倒はしたものの、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)を世界初認定させた瞬間も盛り込まれた。